日本古来の毛鉤釣り
「和式テンカラ」を語るうえで欠かせない瀬畑雄三翁とテーパーラインの存在。
ここにきて昨今のテンカラに思うことは十人十色を間違えて都合よく解釈してしまったことで
世界に誇る筈のテンカラが知らぬ間に洋式テンカラへ。
魚を釣る目的のみならばそれも厭わぬことなのだが。
文化伝統を重んじて。
テンカラの楽しみは魚の大きさや数や美しさを語るだけではなく、その過程にも見出したい。
それでこそ生涯たのしむことが出来る遊びになる筈。
「テンカラらしく」それを失った時に様々ある日本独自の和式テンカラは忘れられる運命となるかもしれない。
流行りものになればなるほどにそのことが危惧される。
100年先の釣り人へ。
シンプルは拘るほどにうまい。